かわべクリニック

在宅療養支援診療所

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内科・緩和ケア内科・呼吸器内科

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医師会ってなんだろう?!(前編)

2019.01.09

こんにちは。医師の川邉正和です。

かわべクリニックは、「布施医師会」に所属して様々な活動しています。
ところで、そもそも「医師会」とはどんなものなのか、みなさまはご存知でしょうか?
医師会という名称は聞いたことがあっても、その活動目的や具体的な役割を知っている人は、あまり多くないのではないでしょうか?

ということで、昨年から理事の末端に加えていただいたこともあり、医師会が日頃行っている活動やその目的、今後の目指す方向について、報告させていただきたいと思います。

少々長くなりましたので、初の「前・後編」でお届けします!

医師会ってなに?

5年ほど前に私が開業するにあたり、コンサルタントの方から「医師会に入会されますか?」と問われました。
そのとき初めて「えっ?医師会って開業医にとって任意だったんだ」とに知りました。
そして、早々に医師会にご挨拶に行き、新規開業の担当理事の先生方と面談。

●保険診療の審査について、集団指導会の開催や個人指導時の対応策なども行っていること
●先輩開業医の先生方との親睦がはかれる機会があること

などの説明を受け、顔の見える関係を築くためには入会が必要と判断し、その場で入会をお願いしました。

医師会の活動とその役割

医師会は、三層構造になっています。

(1)まずは地域医療の最前線で活動している「群市区医師会」。布施医師会がこちらに所属します。
(2)その上層に「都道府県医師会」。大阪府医師会がこちらにあたります。
(3)最上層には、「日本医師会」があります。医師を代表し、国・官公庁に対して医療政策に関する様々な諮問や提言を行っています。

私が理事を務めさせていただいている布施医師会は、社団法人として昭和22年に発足し、平成30年10月現在、現在338名の会員を有します。平成24年に一般社団法人に移行しました。
http://fuse-med.or.jp/

参考までに東大阪市には布施医師会に加え、河内医師会、枚岡医師会があります。

医師会の組織について

私が所属する布施医師会を例にあげますと、医師会役員として、
●会長
●副会長(3名)
●理事(14名)
●監事(2名)
で構成されています。

役員業務として、大枠で
●総務
●保険・学術・地域包括ケア
●事業
があり、各々の中に所管としての役割があります。
この大枠をまとめるのが副会長です。

所管する内容をさらに詳しくご紹介しますと

●総務
「庶務」「広報」「会計・税務」「厚生」「雑誌」「男女共同参画」

●保険・学術・地域包括ケア
「医療保険」「学術」「認知症」「緩和ケア」「在宅医療・介護保険・生涯」「病病・病診連」「ICT」

●事業
「学校医」「看護学院」「認知症」「医療情報・安全」「産業医・スポーツ医」「勤務医」「救急医療」「保健公衆衛生・公害」

となります。

理事が14名のため、一人あたり3つ程度の役職につきます。
私は「緩和ケア」の主担当で、「広報」「雑誌」「医療保険」の副担当となっています。
「緩和ケア」には副担当として、もう2名の理事が当てられています。

地域医療における医師会の活動目的、活動内容について

医師会の活動は、上記の組織にのっとった形で行われています。

私が主担当している「緩和ケア」を例に挙げます。
担当理事(この場合、私)が年間の事業計画を立て、年に4回(5月、9月、12月、2月)の緩和ケア研修会を開催します。
場所は布施医師会、対象は医師会員および近隣の訪問看護ステーション(看護師)、居宅介護支援事業所(ケアマネージャー)、薬剤師等々です。

研修会ごとに世話人会を開き、各々の回のテーマ、講義をしていただく講師の先生を選定し、90分間で緩和ケア研修会を開催。
開催後にはアンケートを取り、集計を行ない、次の開催に向けての振り返りを行います。

年に1回は研修会の総会を行います。
総会は3時間と時間も長く、講師の先生も著名な方をお呼びすることも多くあります。
参加者の数も100名近くになります。
本年も3月2日(土)14時から、エンドオブライフ・ケア協会千田恵子先生を講師に「ディグニティセラピー~尊厳を守る援助~」をテーマに「シェラトン都ホテル大阪で開催を予定しています。

同様に副担当をしている「雑誌」の場合は、年に1回「布施医師会雑誌」を発刊するほか、毎月東大阪市3医師会で発刊している新聞の編集を行います。

布施医師会雑誌は年に数回の編集会議を行ない、学術講演のまとめや新入会員の紹介、随筆、同好会の便りなどを記事として掲載します。

新聞の編集会議は毎月行われ、3医師会の編集委員が各医師会館持ち回りで集まり、紙面の調整を行ないます。

休日急患診療所も市の医師会による運営

布施医師会では、所管は「救急医療」となり、毎月の休日における急患診療所の医師の確保および調整を行っています。
こちらは、夏季休暇(特にお盆休み)、冬期休暇(年末年始)も含まれます。
医師会に所属する医師たちが当番制で診療にあたり、住民の健康を守っています。
本年は4月末から5月にかけて10連休があり、その調整がすでに始まっています。

長くなりましたが、前編はここまで。
後編は理事としての仕事についてご報告させていただきます。

どうぞお楽しみに!