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      医療法人綾正会かわべクリニック

      内科・緩和ケア内科・呼吸器内科

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「1・3・5の会」「口腔・咽頭がん患者会」にて講演を行いました

4月21日に、大阪国際がんセンターにて開催された「1・3・5の会」「口腔・咽頭がん患者会」勉強会において、かわべクリニックの看護師・川邉綾香が講演をさせていただきました。

がん患者会「1・3・5の会」は、大阪府立大阪国際がんセンター内で活動する患者会で、すべての「がん」(悪性腫瘍あるいは悪性新生物)に罹ってしまった患者と家族・遺族のための患者会です。

がん患者会「1・3・5の会」
https://135cancer-pacients.jimdo.com/

また「口腔・咽頭がん患者会」は、口腔がん患者の有志が集まり、患者同士の情報交換を通じて、種々の障害や後遺症から生じる心の痛みや悩みを克服していこうとの思いから、立ち上げられた会です。

口腔・咽頭がん患者会
https://cancer-of-h.jimdo.com/

同会では定期的に勉強会を開催し、会員の体験談、医療関連の情報提供をしていらっしゃいます。

2018年11月に開催された日本緩和医療学会にて、川邉綾香が「看取りの報告書」を発表した際、同会代表の三木さまに当クリニックの取り組みに共感いただいたことから交流が生まれ、「実際の看取りの事例紹介」をしたいという三木様の思いから、今回の講演が実現いたしました。

今回、三木さまから与えられた課題は大きく二つあります。
一つ目が「制度面から見た看取りの体制」。
実際に「看取り」の段になった時に、どこに相談したらよいのか、具体的な手続きなどのプロセス(手引き)を知りたい、ということ。

二つ目が「実際の事例を数例紹介」。
この事例に関しては、病状だけでなく、当事者(がん患者)の気持ちや想いがつたわるようなエピソードを交えて欲しい。
「自分が看取られる段になったら、どうしようか」「自分の人生の終末をどう迎えるか」のヒントを与えるきっかけになればと思っている。ACP(アドバンス・ケア・プランニング)としたい、ということでした。

60分の講演には50名以上、その後行われた交流会には10名のご参加をいただきました。

講演の概要につきましては、参加者にお配りした資料を公開させていただきますので、ぜひご覧ください。
配布資料(PDF)

講演後と交流会では、参加者のみなさまからいくつかご質問をいただきましたので、こちらでご紹介させていただきます。

Q.病院で抗癌剤治療のため通院しているのですが、在宅でも訪問診療を受けることは出来るのでしょうか。
A.できます。当クリニックでも病院で抗がん剤などのがん治療を行いながら、在宅で副作用に対する処置、症状コントロールを行っている方が多くおられます。
積極的な治療を継続して行っている方はもちろん、在宅医療のみでは不安があるので、病院医療も受けながら「とりあえず家で過ごしてみよう」という方もいらっしゃいます。

Q.私は現在、がんを患ってから7年になります。主治医からは治ったと言われました。この後、年齢を重ね、がん以外の病気でも在宅訪問診療を受けることは可能なのでしょうか。
A.できます。すべての慢性の病気が、在宅医療の対象です。
当クリニックではがんが中心ですが、認知症、神経難病に対する在宅医療も行っています。

Q.病院での緩和ケアは何となく想像できるのですが、家(在宅)でも痛みのコントロールは出来るのでしょうか。
A.できます。当クリニックでは自宅でも病院と全く同じように鎮痛剤(麻薬性のものを含む)を使用し、緩和を行っています。
また医師や看護師が、ご家族に自宅で疼痛緩和のための薬剤の使い方をお教えします。

Q.今回の講演会ではじめて在宅訪問診療というシステムを知りました。在宅医療の主治医はどのように探せばよいでしょうか?
A.自宅の近所にある開業医のうち、「在宅療養支援診療所」となっているところを選んでください。どこにあるのかわから なければ、病院の地域医療連携室に相談するのも良いでしょう。
当クリニックでの在宅訪問診療を希望される場合は、直接お電話していただくか、もしくは、当クリニックに受診したい旨を現在かかりつけの病院、地域医療連携室にお伝えいただくだけで大丈夫です。

在宅医療についてのQ&Aは、クリニックのホームページでもご紹介していますので、そちらも合わせてごらんください。
よくあるご質問

講演会、交流会を終えて感じことは、まだまだ在宅訪問診療そのものが浸透していないということでした。
死生観のこと、どのような支援を受けたいかを相談すること、その時のベストは何なのか。
それらをざっくばらんに話せる存在が必要だと、同会には書かれていました。
これこそが、患者さまやご家族さまとゆっくり向き合う機会が持てる在宅医療が担える、大きな役割の一つです。

今回の講演や交流会は、在宅訪問診療が日常のひとコマとなるよう、さらに活動をしていきたい、仲間をもっと増やしていきたい。
その思いを改めて強くする機会となりました。

この4月よりクリニックに新しい医師の仲間が加わりました。
また、次の機会にご紹介させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。