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      医療法人綾正会かわべクリニック

      内科・緩和ケア内科・呼吸器内科

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栄養ケア緩和ケア講演会(2) を開催しました。

令和4年3月19日(土)に、オンラインにて「栄養ケア緩和ケア講演(2)」を開催しました。
(株)大塚製薬工場さまの協力のもと、多くの管理栄養士にお声かけいただき、受講者は、医師・歯科医師15名、看護師73名、薬剤師16名、歯科衛生士3名、管理栄養士71名、栄養士6名、介護支援専門員7名、社会福祉士5名、大学生18名など、総勢264名でした。

昨年10月に開催した第1回栄養ケア緩和ケア講演会より100名ほど多くの方にご参加いただけたのも、主催いただきました(株)大塚製薬工場さま、アルフレッサ(株)さまのおかげです。
本当にありがとうございました。

以前からお伝えしておりますように、東大阪プロジェクトにおける講演会・研修会は、医師や看護師などの医療職に加え、介護職など多職種に門戸を広げています。
今回も、東大阪プロジェクト代表福村雄一先生(司法書士)に司会を担当していただきました。

年度末の忙しい週末にも関わらず、多くの方にご参加いただけたのは、テーマが皆さまにとって関心の高い「栄養ケア」であったことも要因の一つであったからでしょうか。
ご参加いただき、本当にありがとうございました。

栄養ケアについては、大阪樟蔭女子大学健康栄養学部教授 井尻吉信先生に座長を務めていただき、同大学特任教授である大谷幸子先生に「しあわせをもたらす食事と栄養を管理栄養士なら演出できる!」と題し、講演をいただきました。


※クリックすると資料をPDFでご覧いただけます。

私の学びを共有させていただくと…

・現在、病院では当たり前となっているチーム医療。そのチームの中に管理栄養士が加わるきっかけ、先駆け(ファーストペンギン)が大谷先生。管理栄養士として病棟へ進出し、NSTの一角を担うように。

・病棟栄養士の意義を問い続け、令和4年度診療報酬改定で病棟栄養士が認められ、苦節50年、晴れて国が公認する病棟栄養士が誕生。

・高齢者が幸せな人生を全う出来るように、栄養の力とその重要性を拡げていく必要がある。そして、しあわせをもたらす食事と栄養を管理栄養士なら演出できる。

・退官される大谷先生から、次世代の管理栄養士へのはなむけの言葉
「誰かの一生のどこかで、その人の栄養に寄り添えるのは管理栄養士の特権であり、持てる力で誠意を尽くそう」

緩和ケアについては、「穏やかさをもたらすケアで豊かに生ききることができる!」と題して、かわべクリニック看護師 川邉綾香が講演を行いました。

この講演の「キーメッセージ」は、

・苦しんでいる人は自分の苦しみをわかってくれる人がいると嬉しい
・支えがあればどんなに苦しくても穏やかである
・支えは3つ、その一つが選ぶことのできる自由(栄養・食事)

また人生の最終段階における栄養に関しての苦しみについて、解説とその対応について、事例紹介と説明をいたしました。

【事例】
清さん、83歳男性、肺がん末期(予後3ヶ月程度)。ひとり暮らし。
是非、動画でご覧ください(事例紹介は27:08から)。

※クリックするとYouTubeに遷移し動画が再生されます。


※クリックすると資料をPDFでご覧いただけます。

研修会終了後に、参加者のみなさまからいただきました多数のアンケートをいただきました。

いただいたご意見の一部をご紹介させていただきます。

・ファーストペンギンであり続けたいと思いました。
患者さんに本当の意味で寄り添える為には、まだまだやれること、やるべきことが多々あると思いました。
また、選択肢を増やすことの大切さを改めて学びました。

・大谷先生、憧れの先生。本当に大好きです。
素晴らしい研修会、ありがとうございました。
心に響く素敵なお話でした。
患者さんに対する考え方の勉強になりましたし、とても腑に落ちる内容でした。

・管理栄養士の役割の大きさ。
食べて欲しいと苦しみを強要していたと気づいた。

・がん患者様などとお話しする機会があり食事の事も少しお話しできたものの、同声かけしたらいいのか分からない事がありました。
今回のお話をお聞きして、解決できないものもあり、寄り添う、聞く事で満足していただけると知る事ができ、患者様からの相談を聞いている側の支えになりました。

・とつても心が温かくなりました。
苦しみは、希望と現実のギャップなのだと気がつき、それはケアの面だけでなく自分仕事面でのこうありたいという理想と現実もそうなのだと改めて思いました。
苦しかったし苦しいけど、それは、理想への生みの苦しみなのだとわかりました。
支えを求めないと、と思っています。本当にどうもありがとうございました。

・終末期のがん患者様への、管理栄養士の特別な対応が病人のこころをいかに癒すかという講話をお聞きし、今後増えるであろう認知症の終末期緩和、心不全などの非がん患者様への在宅療養における栄養面でのサポートに対しても、より多角的な見方で栄養士さんはじめとしたサポート体制が必要だと改めて感じました。
誰もが、食に対して満足のいくようにするには?と考えました。

・大谷先生のご活躍のおかげで、病院での管理栄養士の活動が認められているものと思っています。
制度が整った中でのNSTの立ち上げはとても順調でした。
病棟に常駐はできませんでしたが、多くの時間を病棟で業務することも多職種から違和感なくできたことは、大谷先生など諸先輩方の実績に基づくものと考え、感謝しています。
そして、今後、自分も使命をもって新たなことに取り組みたいと強く思いました。
また、管理栄養士として緩和ケアへの関りは大切だと思っていますが、なかなか介入できていない部分もあり、川邉先生のお話を伺い、勇気をもって飛び込んでいきたいと思うことが出来ました。
今後の活動に勇気をいただける内容をありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします!

・(大学生より)病棟で働く管理栄養士になるために頑張っています。
ですが、現実は管理栄養士がもっと病棟に介入しているお話が少ないことがすこし引っかかっていました。
ですが、この研修会のお話を聞いて管理栄養士の必要性をさらに拡大して行くひとりになりたい!と強く思いました。YouTube(在宅医療番組)に出演していた川邉綾香先生の活動を見て、医療者の視点を学ばせていただきました。
そして、今回、管理栄養士はもっといろんなことができる!と思うことができました。
私もその一員になれるように頑張って管理栄養士になります!

・化学療法を受けるがん患者さんの言葉から、休薬中に出た言葉ですが、「治療できないのは不安だったけど味がわかるんがほんとに幸せなんや。このまま食べられるものをおいしく食べたい」と話されていました。
病院では食で関われることには限りがありますが、在宅で過ごされる患者さんにとって、食に対するかかわり方の視野が広がりました。
外来患者さんへのかかわり方の隠し味に今回の研修を活かしたいと思います。

・誠意ある講師の方の想いが伝わって、すばらしい勉強会に参加させていただきありがとうございました。
患者さんの声を聞く、患者さんの食べたい想いと食べられない説明の専門職としての関わりを改めて大切なことに気づきました。
ありがとうございました。

・期待以上の内容でした。
講師の先生の熱意がオンラインから伝わり、明日からの実践のためにメモし吸収しました。
現場で取り組まれてこられたこと、リアルな空気感が伝わりました。
3ヶ月前に施設から病院に転職し、様々な悩みや課題を感じています。
今日の講演会でこれからの展望を感じ、仕事へのワクワク感を得ることができました。
ありがとうございます。

・管理栄養士さんの知恵を借りる…正直日頃の業務の中ではあまり考えていなかったので、とても良いきっかけとなりました。

・食・栄養の視点も入れていただいた企画でしたが、一聴講者として自分の人生を見つめ直す、そしてこれまでの人生を認めて次を歩める。赤い炎ではなく青くて熱い炎、心に芯を作る機会を頂けて自分が幸せ者であると感じております。
それは私のことも地域のプレーヤーとして認めて頂いている。と感じるからです。
本当にありがとうございました。

・管理栄養士さんがこんなに情熱を持たれて行動されてきたことに感動しました。

また、下記のような建設的なご意見もいただけました。

・大谷先生のお話、リクエスト食は本当に素晴らしい取り組みで質問にもありましたが、コスト面と淀川キリスト病院だからできたのでは?という疑問がどうしても残ります。
多くの病院で取り入れるための示唆が何かあれば…とも思いました。
もちろん役割開発を目指す管理栄養士の皆さまには勇気となるご講演だったと思います。
川邉綾香先生のご講演は具体的なお話しで、今回も多くの学びをいただきました。
特に栄養に関しての苦しみを具体的に因数分解してくださったのが非常に腹落ちする内容でした。
ありがとうございました。

・大谷先生の画像や声には問題も無かったのですが、綾香先生の音声の反響が強く若干聞き苦しさを感じました。

・スマートフォンでの参加だったので、スライドが小さく見づらかった。

東大阪プロジェクト
出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える
~穏やかなエンディングをみんなで~

今後も研修会を定期的に行ってまいります。
ぜひ、ご参加ください。

【今週の東大阪プロジェクト】
東大阪プロジェクトの活動の一部をご紹介させていただきます

>>今週ご紹介する動画<<
【栄養ケア×緩和ケア ① 〜みなさん「心に栄養」足りていますか〜】
病状の進行に伴い、人生の最終段階を迎え、死に直面せざるを得ない状況になった患者さまから「何のために生きているのかわからない」と言う『心の栄養不足』を訴えられた時、あなたならどうしますか?
医療職でない方にも参考になります。
是非、ご覧ください!

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