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2018年 年末の辞「ハングリーであれ。愚か者であれ」

2018年も残すところあと数日となりました。
みなさまにとって、2018年はどのような年だったでしょうか?

先日、当クリニックの忘年会を行いました。


忘年会では、自己紹介とともにショートスピーチをお願いしています。
そのショートスピーチには各々お題が決められており、受付の際に名札とともにお渡ししています。

忘年会終了後、ご参加いただいた私が大阪赤十字病院勤務時代から師と仰いでいるソニー生命水野氏より、お礼とともにスティーブ・ジョブズ氏が「ハングリーであれ。愚か者であれ」と題し2005年にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチの全訳が添えられたメールを頂戴しました。

ショートスピーチに使っておられた名札のカード、

私のものには「今日が世界の最後の日ならどうしますか?」という質問が入っていたと思います。

カードを見て私が普段頭に置いている2005年スタンフォード大学でのスティーブ・ジョブズのスピーチのことを思い出しました。

挑戦を続けているお二人はよくご存じのお話と思いますが、改めてご覧いただけると感じるものもおありかと思います。

スピーチの全文を記載すると長くなりますので、こちらをご覧ください。
https://r.nikkei.com/article/DGXZZO35455660Y1A001C1000000

私が好きなのは、ここからのくだりです。

『私は17歳のときに「毎日をそれが人生最後の一日だと思って生きれば、その通りになる」という言葉にどこかで出会ったのです。それは印象に残る言葉で、その日を境に33年間、私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしているのです。
「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と。
「違う」という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということです。』

私も、看護師の川邉綾香も、この4年間は一日たりとも休まずに前に進んできました。
周囲の方々からは、「お体を大切に」「休めるときに休んでね」と温かい言葉をいただくこともしばしば。
そんな言葉をかえりみずに邁進し、これで良いのかなと二人で相談することもありました。

この水野氏からいただいたメッセージとスピーチの言葉で、45歳にして改めて思いました。
「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と常に自分に問い、目的に向かって進んでいこうと。
スタンフォード大学での卒業式でのスピーチですから、対象は二十歳を過ぎた方々への言葉だったでしょう。
けれども、それから25年以上も経った45歳だからこそ、本意でない人生を生きて時間を無駄にしたくない、そして絶対に立ち止まりたくないと強く思いました。

私の中で大切にしているメッセージが、もう一つあります。
外科医としての師である大阪赤十字病院呼吸器外科中出雅治部長から、大阪赤十字病院での初期研修を終え、大学病院に戻る際にいただいた送別の言葉です。

「人生はパチンコ玉みたいなものだ。一度、打ち上げられた玉は自分の思い通りにならない。私はそう思っている。ただ、常に研がれた、輝いたナイフでありなさい。道端に落ちていたとしても気付いてもらえ、そしてそうすれば、使いたいと思ってくれ人が現れる。」

私はその言葉を「人生は自分の思い通りにはならないかもしれない。けれども、どんな境遇であっても自分を磨くことを忘れるな。」と受け取り、今まで歩んできました。

今でも自分が甘えそうにくじけそうになった時には、この言葉で初心に帰ることができています。
スティーブ・ジョブズ氏の言葉を借りれば、「ハングリーであれ。愚かであれ」になるのでしょうか。

もうすぐ2019年、平成最後のお正月がやってきます。
新しい年も、当クリニックの大切なクレドである

・こころ落ち着く場所で
・こころ安らかに
・こころ思うままに・・・
心を込めてサポートします。

を心に刻み、一人でも多くの患者さまの助けとなれるよう、立ち止まらずに前に進み続けることをお約束します。

かわべクリニックを支えてくださったみなさまに、心から御礼を申し上げます。
どうぞ、よいお年をお迎えください。

かわべクリニック院長 川邉正和

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