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人は変われるか?自分は変われるか?ー「自分が変わる方法」とは

2020年11月11日(水)
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こんにちは。看護師の川邉綾香です。

『自分と向き合う』ことは、一番難題ではあるけれど、自分が変われるチャンスでもあります。
どんな時に自分と向き合うのでしょうか?
それは「失敗した時」ですか?それとも「成功、うまくいった時」ですか?

「人間は失敗から学ぶ」「失敗は成功のもと」と言われますが、果たしてそうなのでしょうか?
結局、自分自身が根本的な問題と向き合わなければ、学びも成功もない、と私は考えています。

先日、このような文章を目にしました。

『失敗すると、人は不安を感じてそこから目を逸らします。
それに気づいた時は驚きました。
ネガティブな経験の多くは、人目を引くものだからです。
高速道路で事故現場に出くわした時に見ないようにしても、ついつい見てしまうことでそれがわかるでしょう。
ただ、自分自身の失敗となると、人は自尊心を守ろうとして顔を背けるので、学ぶことがありません。』
Harvard Business review 2020.11月号より『失敗は最良の教師ではないかもしれない』

それほど長くない私の人生経験から振り返ってみました。
たとえば子供の頃、点数の悪いテスト結果について十分に振り返り、復習をしていたか?
改めて思い返してみると、怒られるからとテスト用紙を隠してみたり、向き合いたくなかったり…。
一方で、好きな科目に関しては、どんどん積極的に勉強して更に良い結果が出て喜んだことを思い出しました。

約20年前、看護学校に入った私。
そこでは、何をするにも「振り返り」作業がありました。
ベッドメイクの実技試験、そして振り返り。
「なぜ、そうしたの?なぜ、先にそっちをしたの?」と、自分の無意識の行動にまで深堀りをするので、思わず、『そんなこと私にもわかりません』と言いたくなるくらいでした(笑)。
そして、病院実習では、一つ一つの看護行為だけでなく、その日の一日の実習の振り返り。
とにかく、振り返りの連続で、どこまで、自分自身と向き合わされるの!?と泣いた日も多かったです。
でもその過程が大切であることを、私の経験を通してみなさまに伝えたい。
ふり返りの作業に付き合ってくださった看護学校の先生に感謝です。

今の看護師の仕事に置き換えて考えてみます。
患者さまやご家族さまあっての出来事、また自分自身の出来事など色々ありますが、いずれにせよ何かをすれば必ず結果・評価がついてきます。
それが、
「成功、達成、改善、穏やか」なのか
「失敗、間違い、悪化、穏やかでない」なのか
必ず、評価をする必要があります。
つまりこれが、向き合う作業です。
これをしなければ、進歩も何もありません。

かわべクリニックでは、毎日その日訪問した患者さまへの復習、つまり「結果・評価」を行っています。
だから患者さまや家族さまに出来る限り最善のケアが提供できている、と自負しているのです。

常日頃から、どんな結果であれ、振り返りを行う習慣付けが大切です。
もちろん、良い振り返りは気分も良くなります。
最初に「人間は失敗から学ぶ」とは、本当にそうでしょうか?と問いかけましたが、
私は失敗より成功から学ぶことが多い、と感じています。
成功体験を増やし、自信をつけ、経験値を積み重ね、それを創意工夫に発展させる。
そうして、プラスの連鎖反応を起こしていきたい。
そのように考えているのです。

でも、もちろん最後には『結果・評価』を忘れずに!

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