東大阪プロジェクト
かわべクリニック
かわべクリニック
トップへ戻る

かわべクリニック ブログ

『オリジナル褥瘡局所ケア選択基準表』を作ってみませんか?

こんにちは。
看護師の川邉綾香です。

先日、スミスアンドネフュー ウンドケアオンラインセミナー実践編にて
「クリニックと訪問看護師による連携〜褥瘡治療・管理の連携を振り返って〜」と題して、お話しさせていただきました。
参加者のみなさんから大きな反響のあった『オリジナル褥瘡局所ケア選択基準表』の作り方を、ブログでも伝授させていただきます!

まずは、何故、この基準表を作成するに至ったのかを含め、私たちが経験した「褥瘡ケア」についての悩みについて、お話しします。

開業当初、訪問看護師から「褥瘡が発生しました」と一枚の写真がメールとともに届きました。
その褥瘡写真を褥瘡のテキストと見比べ、アセスメントせざるを得ない状況でした。
テキストに掲載されている褥瘡写真は、DESIGN-Rで評価されている明確なものですが、実際に送られてくる写真は、DESIGN-Rだけでなく、サイズも不明であり、何とも言い難い写真のため、困惑することもしばしば。
事業所が異なるため、撮影方法も様々で、統一感は全くありません。

そこでクリニック医師・看護師、訪問看護師、薬剤師を交えて、ある一定のルールが作成できないかと相談したところ、どの職種も褥瘡の対応に困惑されていたこともあり、前向きに話が進みました。

クリニックで撮影していた褥瘡写真を用い、各々がDESIGN-Rで評価し、褥瘡のテキストからどの薬剤がベストなのかを大まかに選択しました。
また、各製薬会社からその製剤の特徴を伺い、在宅医療で使用しやすく、この地域でよく使用されている、慣れている薬剤を選び抜き、改めて医師、看護師、薬剤師で話し合いました。

そうして作成されたものが、『オリジナル褥瘡局所ケア選択基準表』になります。
★ご参考までに、「かわべクリニック オリジナル褥瘡局所ケア選択基準表_2022年版」もご紹介させていただきます(PDF・ダウンロード可)。

あくまでこの表は一例にしか過ぎません。
ただ、この表を使うことで、少なくともDESIGN-Rで評価し、アセスメントを行う習慣がつき、大きなズレが生じなくなっている、連携のベクトルが整ったと実感しています。

そして、褥瘡をきっかけにディスカッションが行われ、顔の見える関係が深まり、患者さまにとって良いケアにつながる一助となっています。

皆さんもはじめの一歩を踏み出してみませんか!

それでは簡単に作り方をまとめてみます。

【オリジナル褥瘡局所ケア選択基準表の作り方】

1)各々の事業所で撮影された褥瘡写真を持ち寄る(患者さまの許可を得る)

2)その褥瘡写真を医師・看護師・薬剤師の各々がDESIGN-R
http://www.jspu.org/jpn/member/pdf/design-r2020.pdf)で評価する
※大切なことは「DESIGN-Rに正解はない」ということです!
★ 雛形01(選択基準表) をダウンロードできます。
【★ 雛形01(選択基準表) ダウンロード】←右クリックして「名前を付けてリンクを保存」をお選びください。

3)意見が概ね一致する褥瘡写真を選び、褥瘡テキストから外用剤・創傷被覆剤をいくつか選択する
※雛形01はあくまで参考です。

4)各製薬会社からその選択した外用剤・創傷被覆剤の特徴を伺い、地域でよく使用されている薬剤をひとつ選択する

5)最後に、医師・看護師・薬剤師で確認を行い、表にまとめる

【写真撮影のポイント】

1)左側を頭側、右側を尾側となるように統一

2)遠景(発生部位が分かるような引いた写真)
※初回発生時のみ

3)近景(アップの写真)を撮影
※ 継続評価

4)滲出液がわかるような剥がした後のガーゼの写真

5)毎回、同一体位となるよう心がける

6)可能であればメジャーを入れる
★雛形02(褥瘡評価 初回) ★雛形03(褥瘡評価 継続)をダウンロードできます
【★雛形02(褥瘡評価 初回) ダウンロード】←右クリックして「名前を付けてリンクを保存」をお選びください。
【★雛形03(褥瘡評価 継続) ダウンロード】←右クリックして「名前を付けてリンクを保存」をお選びください。

【創傷被覆剤の保険制度について】
★わかりやすい保険の手引き(PDF) をダウンロードできます

【動画・見逃し配信】

動画6分40秒からが実際の取り組みになります。
是非、ご覧ください。

今後も皮膚ケアについての発信を行ってまいります。
ぜひご参加ください!

【今週の東大阪プロジェクト】
東大阪プロジェクトの活動の一部をご紹介させていただきます

【皮膚ケア緩和ケア講演会3(参加費無料)】

下記の通り講演会を開催します。
医療・介護に関わる職種の方でご興味をお持ちの方は、是非ご登録ください!

【申し込み】
https://88auto.biz/higashiosaka/registp/entryform16.htm

講師:
第一部:
なぜ私は皮膚科の往診を続けるのか〜皮膚科医師として在宅医療を行う熱い思い〜
ちとふな皮膚科クリニック 院長 江畑俊哉 先生

第二部:
なぜ私は穏やかさを求め続けるのか〜看護師として褥瘡ケアを行う熱い思い〜
かわべクリニック 看護師 川邉綾香

日時:令和4年7月23日(土)18時から20時(17時45分開場)
定員:オンライン 500名
参加費:無料

新たな出会い・学びとなれば幸いです。
是非、ご参加ください。

<< 古い記事へ 記事一覧へ 新しい記事へ >>

最新の記事

ハッシュタグ

#いばしょ #がん遺族の集い #まちづくり #コアサロン #できる看護師 #動画 #ABC放送 #ACP #ICT #NIPPV #SOAP #Webセミナー #がん患者会 #クレド #コニュミケーション #テレビ朝日 #ナルサス #ロゼックスゲル #医師への報告 #医師会 #介護支援専門員 法定研修 #看護技術 #看護師のたまご #看護師募集 #看取りのパンフレット #緩和ケア #緩和治療 #講演会での工夫 #高齢者の栄養 #告知 #在宅医療 #持続皮下注射 #終末期医療 #新人看護師指導 #新人指導 #多職種連携 #退院前カンファレンス #地域包括ケアシステム #訪問看護師 #訪問管理栄養士 #褥瘡 #東大阪プロジェクト #検診