公式Instagram(インスタグラム)はじめました!
かわべクリニックでは、このたび公式Instagramを始めました。
これまでブログでは、在宅医療や緩和ケア、人生会議、看取りのことを、踏み込んだ形でお伝えしてきました。読んでくださっているのは、医療や介護に携わる方、ご家族の療養に向き合っている方が多いのだと思います。
Instagramでお届けするのは、その少し手前の場所です。「自分にはまだ関係ない」と思っている方に、在宅医療をもう少し身近に、分かりやすく。そんな入口をつくりたいと考えました。

これまでに配信しているのは、「リール動画」というあやかさんといんちょの短い掛け合いの動画です。これまでにお届けしたのは、こんなテーマでした。
「もし今日が最後の晩餐だったら、何を食べたいですか?」
→人生会議は、身近なところから始められます。
「いい看取り」って?
→自宅で過ごせればOKという、単純な話ではありません。
食べられなくなったら、点滴をした方がいい?
→する、しないの二択で考えるのは、おすすめしません。
返事がなくなったあと、声は届いている?
→答えは「分からない」。でも、今まで通り話しかけてください!
どれも、ご本人やご家族から実際によくいただく質問です。
ブログで正面から書けば数千字。でもリール動画なら、わずか1分。
文字を追う気力が今はない方にも、通勤の途中や寝る前に気楽に見ていただけるのではないかと考えています。
すでに投稿を見てくださった方にはお気づきいただけるかもしれません。
どの回も、最後はこんなふうに終わります。
「最後の晩餐、いんちょは今日は焼肉だそうです(笑)」 「いんちょからの連絡は……内容によります(笑)」 「いんちょは普段から返事してもらえていないことがあるようです(笑)」
看取りや点滴の話は、どうしても重くなります。重いままだと、見たくなくなってしまうかもしれません。最後に少しだけ肩の力が抜ける場所をつくることで、気楽に、できれば繰り返し見ていただきたいのです。
真面目な話をしていないわけではありません。真面目な話を、最後まで届けるための形だと…思っています(笑)
正直なところ、私たちが一番驚いているのはコメント欄です。
「最後の晩餐」の回には、たこ焼き、ウニ、手巻き寿しなどと、たくさんの方が、ご自身の答えを書き込んでくださいました。中には、お母様が最後に召し上がったものを思い出しながら、「美味しい大根の炊いたのを最後に食べさせてやりたかった」と書いてくださった方もいました。
点滴の回には、こんな言葉が届きました。
「これを説明してくれた人はいませんでした。今となっては、きつかったのかなあ、苦しかったのかなあ、嫌だったのかなあ、と色々思います。」
誤嚥性肺炎で入退院を繰り返したご家族のこと。ご自身は点滴を望まないと、すでに家族に伝えているという方のこともあります。

わずか1分の動画をきっかけに、これだけの言葉が出てくるのは、驚きです。人生会議は、ひざをつきあわせて緊張の面持ちで始めるものではないんですよね。こんな身近で気軽さのある仕掛けから始まるのだと、私たちが教えられています。
「はじめまして」シリーズでは、私たち自身のこともお伝えしていきます。
「かわべクリニックって、どんなクリニック?」 「私たちは何を大切にしているの?」 「あやかさんは、なぜ在宅医療へ?」
最初の投稿では、こんなふうに書きました。
「もう無理かな」で終わるのではなく、「今なら、何ができるかな?」 大きなことでなくても、「できたね」「よかったね」って、ご本人も、ご家族も、支える人たちも一緒にほっとできる。そんな時間を大切にしています。
好きなものを食べたい。会いたい人に会いたい。いつもの時間を、いつもの場所で過ごしたい。
病気を診ることと同じくらい、その人が大切にしていることを一緒に考える。それが私たちの在宅医療です。
かわべクリニックが大切にしてきた「看取りの報告書」も、少しずつご紹介していく予定です。ブログで読んでいただいた記事を、また違う形で目にしていただくことになるかもしれません。
ブログを更新した際には、Instagramでもお知らせしていきます。「新しい記事がアップされたんだ」と、これまでより早く気づいていただけるようになりますので、これまでブログを読んでいただいている皆様にお願いがあります。
もうみなさんは在宅医療のことを「知っている」側の方です。Instagramもフォローしていただけたら、もちろん嬉しいです。でもそれ以上にお願いしたいのは、まだ知らない誰かに渡していただくことです。
在宅医療の情報は、必要になってから探し始める方がほとんどだという現状があります。
入院先で「そろそろ退院を」と言われたとき。ご家族が急に食べられなくなったとき。そのときに初めて調べ始める方が、本当に多いのです。けれど、その段階で残されている時間や選択肢は、想像しているより狭いことがあります。
ストーリーズでシェアしていただく
あなたの一言が添えられているだけで、届き方がまったく変わります。
LINEで1本だけ送っていただく
「これ、ちょっと分かりやすかったよ」と、ご家族やご友人に。長い記事は送りにくくても、1分の動画なら送れます。
職場や事業所で共有していただく
ご家族への説明に困ったとき、言葉にしづらいことを代わりに伝える材料として使っていただけたら本望です。
コメントに、あなたの気持ちを書いていただく
「最後の晩餐は何ですか?」その一言が、次に読む誰かの背中を押します。いいねやコメントが増えるほど、まだ私たちを知らない方のタイムラインにも届きやすくなります。
ブログは、必要になった方が深く読むための場所ですが、Instagramは、まだその時ではない方に出会うための場所なのではないかと思っています。この隔たりを超える、橋渡しは、すでに知ってくださっている皆様にしかお願いできません。

かわべクリニックでは「これから相談室」を設けています。
介護のこと、医療のこと、家族や生活のこと。まだ何も決まっていない段階でも構いません。むしろ、そのくらいの時期からご相談いただけることを願っています。一度話を聞いてほしいと思われたら、ぜひお電話にてご予約ください。
在宅医療や緩和ケアのことを知りたい方。 ご家族の療養について考えている方。 医療や介護に携わる方。 そして、かわべクリニックのことを少し気にかけてくださっている方に向けて かわべクリニック公式Instagram @kawabe_clinic もがんばります!
ブログとはまた少し違った形で、日々や想いをお届けしていきます。
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