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      医療法人綾正会かわべクリニック

      内科・緩和ケア内科・呼吸器内科

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第26回布施緩和ケア研修会(オンライン)を開催しました。

10月16日(土)に、オンラインにて「第26回布施緩和ケア研修会」を開催いたしました。
この研修会もは、オンライン化してはや5回目。
東大阪市地域だけでなく日本全国各地に周知され、多くの方に参加いただけるようになりました。
これも布施医師会事務局及び医療介護支援コーディネーターの皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます。

以前からお伝えしておりますように、布施緩和ケア研修会は、医師や看護師などの医療職に加え、介護職など多職種に門戸を広げています。

今回も、司会は東大阪プロジェクト代表福村雄一先生(司法書士)が担当。
受講者は、医師17名、看護師84名、保健師1名、薬剤師8名、介護支援専門員22名、介護支援員2名 社会福祉士10名、その他総勢177名でした。

第一部は「救急病院の癌外科医が考えるACP」と題して、社会医療法人若弘会 若草第一病院 院長 山中英治先生に講演をいただきました。

簡単にスライドをご紹介させていただきます。


※クリックするとPDFが開きます。

山中先生は、消化器外科医として数多くのがん症例を執刀し、治療を行なってきました。
かつての「未告知」の時代を経て、最近の告知における動向をアドバンス・ケア・プランニングと関連させ、癌外科医としての経験をもとにご教授いただきました。

第二部は「アドバンス・ケア・プランニング ~その人らしく生ききるために~」と題して、社会医療法人若弘会 若草第一病院 緩和ケア認定看護師 山本直美先生に事例検討をいただきました。
事前に参加者にはハンドアウトが配布されました。


※クリックするとPDFが開きます。

故郷が九州の癌症例の男性。
数年にわたる点滴での抗癌剤治療がなされ、経口剤での治療に移行する時期に一度目のアドバンス・ケア・プランニング(ACP)が行なわれました。
同時点で初めて、「最後は故郷で過ごしたい」という思いを語られました。
しかし、その想いは叶えられることがなく、病院で最期を迎えることとなりました。
何故なのか。
介入の難しさを次への課題とともにまとめられました。

第三部は、川口俊先生(かわぐち呼吸器内科クリニック)、田仲みすず先生(もり内科クリニック)、松本静香さん(八尾徳洲会総合病院)、北村愛美さん(訪問看護ステーションリール)、前田尚久さん(おうじ薬局)、小林亜津美さん(YMCAこさかケアプランセンター)に、緩和ケア担当理事川邉正和を加え、各分野での専門家が語るACPと題し、シンポジウムを開催しました。

慢性疾患のエンドポイントの見えないACP、認知症の家族へのACP、入院期間が短くなった急性期病院でのACP、状態が悪く予後が既に短い方への訪問看護師としてのACP、門前薬局での関わりでのACP、介護をマネージメントするケアマネージャーのACPなど、普段聞けない貴重なエッセンスを窺い知ることができました。

詳しくは、研修会終了後に参加者のみなさまからいただきました多数のアンケート結果にも記載されています。
そのうちのいくつかを、こちらでご紹介させていただきます。
一読していただくだけでも学びになります。
ぜひ、ご覧ください。

・山中先生のACP、山本看護師の具体的な事例検討例、そしてシンポジウムと、とても有意義なお話 だったので、シンポジウムを別の日程で行うか、もう少し時間をとって実施しても良かったと感じる内容でした。特に、がん患者さんの余命が限られているなかでの関係性を少しでも持ちたいと考えたACPの対話内容やPカード等の取組み多くの地域に広がってくれることを期待したいと思いました。参加させていただき良かったと思います、ありがとうございました。

・癌患者に携わる機会を頂く度に、人それぞれ、家族関係それぞれ、担当医や看護師さんの携わり方もそれぞれだなと勉強になりますし、毎回これで良かったのかなと振り返るので、色々な意見や事例を聞かせて頂けて大変良かったです。ありがとうございました。

・在宅医のドクターもいろいろで、上手に看取ってくださる先生もいらっしゃればそうでない先生も。 その中で感覚を鈍らせないように今回のような事例にたくさん触れておきたいと思いました。

・ACP がんの終末期患者さんのみならず、いつ自分がどうなっても良いようにエンディングノートなどで自分の希望を書いておくことが大事だと感じた。また、ACPの関わりは患者家族が主語であることを忘れず、プロセスが大切、決めなくてもいいから対話を重ね考えていくことが必要。

・ACPについて、それぞれの視点での考え方を知れる良い機会となりました。 特に、非がんの患者へのACPについても学ぶことができました。ありがとうございました。

・『きっかけ』が繋がりの始まりで、その『きっかけ』を大事に繋いでいきたいと思いました。また、非がんの慢性呼吸器疾患の方の支援もじっくり学びたいと思いました。

・ACPについて学びを深めたいと思っておりましたので、実際に、病院でACPノートや入院受入 カード等を活用されているお話を伺うことができて良かったです。シンポジウムもあり盛り沢山な内容、貴重なご講演をありがとうございました。

・他の地域の取り組みが知れて大変刺激になったし参考にしたいと思います。日々のケアに活かしていきたいと思います。

・司法書士さんなど直接医療に携わらない方のお話も聞けて良かったです。

また、下記のような建設的なご意見もいただけました。

・シンポジストの先生方のご講演時間が短かったので、もう少し視聴したかった。

・講師の先生が聞いている方々が末期臨床の実力がない方々と勘違いされているのではないか、と思われた。ああすればいい、こうすべきだと上から目線というか、聞いている方に失礼ではないのか、と感じた。

・シンポジウムでは演者の人数がやや多くディスカッションになり得なかったのが残念だった。また、一部と二部の演者の意見交換がなかったのが残念でした。ただ、どの立場、どの場面であったとしても話し合う、それもその人のためにという考えかたが浸透しているのがわかってよかったです。

・内容は良かったです。シンポジウムも共感できました。あっという間に時間は過ぎた感じでしたが、もう少し短い時間の方がありがたいです。

・あまり長いと集中力が続かないと思いました。

今後も研修会を定期的に行ってまいります。
ぜひ、ご参加ください。

【第27回布施緩和ケア研修会(オンライン)】
日時:2/12(土)17:00~19:00
定員:200名程度
対象:医療介護に関係する方ならどなたでも(地域制限はありません)
タイトル:
講演1:認知症の緩和ケア、意思決定支援
国立がん研究センター先端医療開発センター精神腫瘍学開発分野長
小川朝生先生
講演2:グリーフケア・スピリチュアルケア
市立豊中病院緩和ケアセンター
柏木雄次郎先生

【申し込みフォーム】
https://17auto.biz/fuseishikai/registp/entryform6.htm

私が考える講演会とは…

2021.11.24

こんにちは。医師の川邉正和です。
私は東大阪プロジェクトでは、企画担当をしています。

東大阪プロジェクトは、
出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える
〜穏やかなエンディングを〜

をクレドに、様々な活動を行っています。

その一環として、「講演会(研修会)」活動があります。

一般的に、
栄養を学びたい方は、「栄養」の研修会に参加する。
排泄を深く知りたい方は「排泄」の講演会に参加する。
褥瘡が気になる方は、「褥瘡」の学習会に参加する。
これは、ごく普通の、当然のことです。

ではなぜ東大阪プロジェクトでは、
「〇〇(テーマ)×緩和ケア」と、コラボスタイルの講演会をしているのか。
それは、“繋がり”を大切にしているからです。

たとえば、先日開催した「排泄ケア×緩和ケア」の講演会。
排泄ケア、緩和ケア各々の各論も大切です。
しかしもう少し俯瞰的に見ると、各々が「尊厳」を守るということで繋がっている。
そして、その尊厳を守るために大切なことは、患者さまの話を聴くということ。

一見すると交わりがないように見えるテーマも、患者さまを主語においたときに重なり合います。
排泄ケアに携わる援助者が、緩和ケアの講演会も覗いてみることで、気づいていなかった感性を養う。
同じく、緩和ケアに携わる援助者が、排泄ケアの講演会を聴くことで、気づいていない視点を補う。
これがまさしく、排泄ケア×緩和ケアというコラボがなし得る講演会の意義だと考えています。

なんだか、新しい出会いにワクワクしませんか?

東大阪プロジェクトでは、取り組みに賛同していただける方を募集しております。

一緒に活動してみたいな!
一緒に活動してみようかな?

お気軽にメールください!
higashiosaka-pj@kawabe.clinic

先日、開催しました『排泄ケア緩和ケア講演会』の緩和ケアのパートをYouTubeの「東大阪プロジェクト」チャンネル(で配信させていただいています。

「チャンネル登録」いただきますと、定期的に講演会の配信がご覧いただけます。
是非、「チャンネル登録」をお願いいたします。

【看取りの報告書】AOさまのこと

クリニックでは、患者さまが最期の時間を過ごされたご様子を「看取りの報告書」としてまとめています。

今までかわべクリニックがお見送りをした患者さまの「看取りの報告書」を、担当看護師の思い出と共にご紹介していきたいと思います。

AOさまのこと
目に見えない力を信じる。
~支えという価値を大切にしたケア~

いつもお世話になっております。AOさまについてご報告させていただきます。
AOさまより、貴院緩和ケア科受診後に訪問依頼があり、すぐに往診。
「何とか緩和ケア科の受診は出来たけど、もう自宅の階段の上り下りする自信がない。出来たら病院には行きたくない」
と明確な意思表示がありました。

奥さまは薬剤師として病院勤めをされていましたが看取りの経験はなかったため、AOさまの気持ちを尊重したいけれど不安が強い。
ご長男さまは、そんな母を支えたい。
みなさまの想いを伝えていただき、私たちも一緒に最後まで支えることをお約束しました。

介入直後より、環境調整としてベッドの導入をお勧めしましたが拒否。
尿瓶もポータブルトイレも拒否で、ケアには難渋しました。

また、処置も奥さまにして欲しいと強く希望されました。
奥さまにかかる負担は大きいものでしたが、AOさまはいつも「僕にとっての眠り薬は隣で妻が寝てくれることです」と穏やかな表情でおっしゃっていました。

奥さまより、お二人の馴れ初めや、定年を迎えてこれからの人生を計画していたこと、その矢先に闘病が始まったことなどをお話いただき、AOさまは日ごとに薄れゆく意識の中で、お話する奥さまの姿を見て微笑んでおられました。

そして介入から約2週間、ご家族に見守られる中、安らかに永眠されました。

奥さまは、
「最期まで夫らしく、息子たちの父として、手本となるように誇らしげに逝きました。夫は立派で子どもたちの見本です。」
息子さま達もしっかりと別れを告げられていました。

ご紹介ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
              
ケアを振り返って
私たちはついつい、自分が良いと思うことを相手のためになると決めつけて、ケアを行ってしまう傾向にあります。
でも、それは間違いなのです。
何が良いのかは本人にしかわかりません。
本人に聴かないといけません。

AOさまの場合、慣れ親しんだダブルベッドを二つ並べたベッドがいい。
息子の肩を借りてでもトイレには行きたい。
肛門腫瘍の潰瘍部位のガーゼ交換も妻にして欲しい(診察時を除く)。
これは、AOさまの尊厳でした。

AOさまはダブルベッドだからこそ、奥さまと最後まで一緒に寝ることを希望されました。それが何よりも支えだったのです。
最後までトイレに行くことで、父として、強く歩き続ける姿を見せたかったのです。
私たちが息子さまと年齢も近かったため、羞恥心もあり、奥さまに医療者として処置をしてもらいたかったのです。

それらひとつひとつの意味を考えていくと、自ずと私たちが果たす役割が見えてきます。
それは、家族の力を信じて、AOさまを支えてくれる「家族」を支えることです。

奥さまは病院勤務の薬剤師であったため、当初ベッド導入を拒否した夫に困惑しました。
尿器を嫌がる夫を説得していました。
処置も看護師さんにしてもらおうと伝えていました。

しかし、AOさまから「支え」を聴き、在宅で患者さまに、つまりAOさまに合わせた薬剤調整を知って非常に驚かれ、「患者中心の医療ってこういうことなのですね」と新たな気付きの中、ケアをされていました。

答えのない答えを探しながら、穏やかさの探求は難しいです。
自分の気持ちを上手に言える人ばかりでもないです。
私たちは、人が穏やかになれる場所を求めて歩んでいるときに、その手助けが少しでも出来たらと思います。
そのために大切なこと、それは「支え」という価値を大切にしたケアなのではないでしょうか。

【皮膚ケア緩和ケア講演会2(参加費無料)】

下記の通り講演会を開催します。
医療・介護に関わる職種の方でご興味をお持ちの方は、是非ご登録ください!

【申し込み】
https://88auto.biz/higashiosaka/registp/entryform4.htm

皮膚ケア緩和ケア講演会(第11回東大阪PJ)
5月に第1弾を開催し好評につき、内容も新たに第2弾を開催!
地域制限はありません。
お気軽に申し込みください!

講師:
「皮膚科医が伝えたい!ちょこっと残念な褥瘡ケア おかわり」
札幌皮膚科クリニック 院長 安部正敏 先生
「訪問看護師が伝えたい!ちょこっとホットな緩和ケア more」
かわべクリニック 看護師 川邉綾香 先生
日時:令和3年12月18日(土)18時から20時00分
場所:オンライン(Zoom)500名
参加費:無料

【看取りの報告書 バックナンバー】
・ANさまのこと
・AMさまのこと
・ALさまのこと
・AKさまのこと
・AJさまのこと
・AIさまのこと
・AHさまのこと
・AGさまのこと
・AFさまのこと
・AEさまのこと
・ADさまのこと
・ACさまのこと
・ABさまのこと
・AAさまのこと
・Zさまのこと
・Yさまのこと
・Xさまのこと
・Wさまのこと
・Vさまのこと
・Uさまのこと
・Tさまのこと
・Sさまのこと
・Rさまのこと
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・Iさまのこと
・Hさまのこと
・Gさまのこと
・Fさまのこと
・Eさまのこと
・Dさまのこと
・Cさまのこと
・Bさまのこと
・Aさまのこと

「縁起でもない話をしよう会・第9回東大阪プロジェクト」を開催しました

東大阪プロジェクトのクレドは、
出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える
~穏やかなエンディングを~

様々な研修会、講演会をオンラインで開催し、アンケートにご回答いただいていますが、その際に寄せられる「オンライン開催のデメリット」として多く挙がるものが、
・他の人が見えない
・他の参加者との交流の機会がない
です。

このデメリットを少しでも解消すべく、多くの方との出会いの場を提供する活動のひとつとして、「縁起でもない話をしよう会」を開催しています。
この会は、医療や福祉に関わる方々と地元の人々が参加する、鹿児島・妙行寺発の地域交流イベントです。
普段はあえて口には出さない「縁起でもない話」を語り合おう!みんなで!という趣旨で、これからの人生をいかに生ききるかを考える、きっかけ作りの一つです。

会の前半は、本人・家族、多職種がみんなで取り組む在宅ネットワークの構築にMedical Care Station(MCS)を用いて積極的に活動をされている、社会福祉士の尾垣徳弘さんに「ケアマネの仕事って〜多職種連携をするために〜」と題し情報提供をしていただきました。

今回も参加者は本当に多職種で、オリンピック開催中であるにも関わらず、総勢37名の皆様にご参加いただきました。
ありがとうございます。


※クリックするとPDFをご覧いただけます。

会の後半は、テーマに沿って自由に語る会。
テーマは、「〇〇したかったけど出来なかったこと」

5名のグループに分かれて、20分間(2セット)、自由に語っていただきました。
語った内容はその場だけで、もちろんのこと、外に出ることはありません。

会の終了後、参加者のみなさまから感想をいただきましたので、いくつかご紹介させていただきます。

・ケアマネさんの中にはICFを知らない方も多い中、とても素晴らしお考えを聞けて良かったです。
・こんなケアマネさんと連携したい!と思いました。わたしもめげずに頑張ろう!という気持ちになれました。ありがとうございました。また、グループワークのメンバーの方々も熱心な方ばかりで(こんな時期のこんな時間に集まる同志ですもん当たり前ですよね!)、いい刺激をいただけました。
・医療介護ではない職種の方にケアマネージャーさんの仕事が何なのかがわかるような内容であったと思います。今、健康な私たちには介護を受ける生活が想像できない中で、どんなことに不自由さを感じ、何が整うと穏やかな生活が送れるのかがわかるものでした。
・講演の後のグループワークで、理解が深まる。意見を尊重する姿勢は安心したグルワークにつながり、考えを言語化する事で意識化される。
・したいけどできないことについて各々の職種の悩みなどを知れて大変勉強になりました。
・グループワークはいろいろな地域の工夫が聞けたので参考になった。
・ディスカッションで、葬儀屋さんの方と、歯科衛生士さんと話せて、他職種の話が聞けるのがこちらの研修会の一番いいところだと感じました。
・オンラインだからこそ話せることもあるのではないかと感じます。
・リアル研修会だと時間的に無理だったりするのが参加できて、コロナ禍で数少ないいいことの一つです。

また、下記のような建設的なご意見もいただいています。
今後の運営の参考にさせていただきます。

・自由に語る会のパートでは、今回私のいた班は皆さん遠慮がちでしたように感じました。初対面であり、なかなか難しいとは思いますが、どのように話し合ったら良かったかと後で思いました。
・ブレイクアウトルームから全体に戻る際に、時間表示がされますが、2回目の時が短かったです。最後に話している場合、残り時間を考えて話を終わらせ、同じルームだった方々に挨拶をしたいところですが、表示されたときには残り10秒では尻切れトンボになってしまいます。

今後も、地域全体で在宅医療を支えるネットワーク「東大阪プロジェクト」として、講演会やディスカッションのなる充実をはかっていきます。

また、かわべクリニックではいろいろな研修会を開催しています。
このテーマに関心を寄せる方は、ぜひご参加ください。

【第1回医療デザインサミット(YouTube Live)(視聴無料)】
詳細・お申し込み:https://bit.ly/303pAgH

日時:令和3年11月21日(日)15:00~19:00
15:00-15:25
「日本医療デザインセンターのこれまでの取り組みとビジョン」
桑畑 健 氏
15:30-16:25
「日本における医療 × デザインの可能性」
小澤 竹俊 先生、佐々木 淳 先生、廣瀬 憲一先生
16:30-15:15
「地域連携デザイン〜ここでしか学べない地域連携のモデル〜」
千場 純 先生、川邉綾香、川邉正和
17:20-18:05
「医療人の働き方デザイン〜ワークライフデザインへ〜」
18:10-18:55
「患者・利用者の体験デザイン〜デザインで変わる患者満足度〜」

【栄養ケア×緩和ケア講演会(動画公開)】

アンケートでの再視聴のご要望にお応えし、緩和ケアのパートを配信させていただきます。
是非、ご覧ください。

東大阪プロジェクトでは、過去の講演動画などをYouTubeで配信しています。
ぜひご覧いただき、チャンネル登録をお願いいたします!
東大阪プロジェクト YouTubeチャンネル

第17回・第18回ELC東大阪学習会(オンライン)を開催しました。

東大阪プロジェクトでは定期的に研修会を開催しています。
この研修会の特徴は「職種を問わず誰でも参加ができること」。
特にエンドオブライフ・ケア研修で様々な職種の方とご一緒できることは、その職種のことも知ることができ、貴重な経験になります。

また、ELC東大阪学習会のもうひとつの目的として講師の育成があります。
これは、一部の医療職だけでなく、関わるすべての人ができる援助を大切にしている東大阪プロジェクトが、重きを置いていることでもあります。

第17回・第18回ELC東大阪学習会(オンライン)では、元MR(医薬情報担当者:Medical Representative)で、現在は独立型社会福祉士である田中宏幸さん(ELC認定ファシリテーター)に2回に渡り講師を務めていただきました。

テーマは、
第17回が、多職種で行うエンドオブライフ・ケア研修~反復・沈黙~
第18回が、多職種で行うエンドオブライフ・ケア研修~問いかけ~
参加者は各回ともに20名。全国各地から参加いただくことができました。

人生の終焉を思い通りの場所で過ごせるような社会とするための調整役が必要だと切実に感じ、社会福祉士に転職した田中さんの想いを語られたあと、
社会福祉士がさまざまな社会的困難に直面している人々の支援を行い、幅広い領域で活動をされていること、
社会福祉士は、相談支援、社会資源へのつなぎなどにより、ご本人の意思決定支援を行っていることなど、
医療職とは少し違った、社会福祉士の視点から、死を前にして解決できない困難を抱えた患者さま、ご家族さまとの向き合い方をご講義いただきました。

多職種連携での対応から1対1の対応まで、誰にでもできる具体的な対人援助法を事例やロールプレイを通じて学びました。
アンケート結果からもロールプレイで得られる学びの多さを感じています。
繰り返し参加してくださっている方と新しい方が参加してくださっている方とバランス良く、Facebookで告知するとすぐに満席になるのが悩みの種です。
(第19回、第20回も既に満席です、申し訳ありません)



※クリックするとPDFをご覧いただけます。


※クリックするとPDFをご覧いただけます。

学習会終了後、以下のようなコメントをいただきました。

・初めての講義とは思えない、落ち着いた心地よく深みのある言葉であっという間の90分でした。
・反復は単なるおうむ返しではないとわかった。講義で学んだときはただ繰り返すと患者にとってはバカにされているように感じるのではないかと思っていたが、実際自分が患者役をしてみて分かろうとしてくれていると理解できた。
・問いかけるには信頼関係が構築されていることが大前提。そのために必要なのが、反復と沈黙。自分が知りたいことを聞くのではなく、相手の想いを明確化し、本人が気づかなかった支えを意識化する。何度、参加しても学ぶべきことは非常に多い。
・沈黙がなぜ必要なのか、よくわかりました。でも、現場では励ましたくなったり沈黙が待てない時があったりして、問いかけにまでいけない場面もあります。そのためにもロールプレイをすることがとても価値ある経験だとわかります。今回は聞くだけの形で参加させてもらったのですが、他の方のロールプレイを見るだけでも学びは多く毎回違う気づきがあります。是非、次回は体調を整えてまた参加したいと思います。
・今までELCの援助的コミュニケーションについて医療職、特に医師・看護師が実施するものにしか参加してこなかったため、新鮮でした。本題前の入りに関しても、自分の職種のコミュニケーションの課題を盛り込んでいたので、興味が持てました。
・傾聴共感だけでなく反復沈黙、実際にやると難しく感じました。訪問看護で在宅がん総合診療の訪問もしており限られた時間で必要なケアをしつつ、集中して聴く、という技術力も必要になりそうです。日々、実践していきます。講義前、緊張された田中先生に、皆さんが優しく声かけておられるのを拝見し、良好な関係性が伺え、こちらもリラックスした気持ちで受講できました。数人に別れて学ぶことは初めてだったので、ZOOMの機能のメリットも学ぶこともできました。
・ロールプレイは、講義だけよりも成長を感じられます。 私の感想に同調いただくコメントを代表から聞いたとき、苦しみをわかってもらえる喜び実感いたしました。

また、下記のような建設的なご意見もいただけました。

・社会福祉の方がどのような活動をしているのか、わかりやすかったです。症例に専門用語が多かったので、医療者以外の方でもわかりやすい言葉に変えると、より良くなると思いました。ありがとうございました。
・反復沈黙の事例をいつも病気の患者、人生の最終段階の人の設定の事が多いが、援助的コミュニケーションはどの場面、どの関係性においても必要な技術なので、事例を全く違うものにしても面白いのではないかと思う。例えば、子育てで悩んでいるママ設定で、ただただ、聴ける人になれるのか?とか、仕事がうまくいかなくて悩んでいる新人設定で上司として聴ける人になれるのか?とか。するとリアルに明日からではなく、この後からでも使える学習会になるのではないかな?と考えたりします。

ご参加いただいた方、協力してくれたスタッフ、みなさま本当にありがとうございます。
明日からの実践につながるリアルな研修となるよう、今後も工夫を重ね、より充実した学習会の開催を目指してまいります。
今後も、多くの方のご参加をお待ちしています。

今後の講演会・研修会・学習会

【排泄ケア緩和ケア講演会(東大阪PJ)・EAファーマ主催】
お申し込み:https://88auto.biz/higashiosaka/registp/entryform8.htm

日時:令和3年11月13日(土)18:00~20:00(17:45開場)
定員:オンライン 500名
対象:医療や介護に関わる職種であればどなたさまでも(地域制限はありません)
話題提供:排泄・緩和ケア
・18時05分~19時00分
「ひとりひとりに合わせた排泄ケア〜コンチネンスケア〜」
日本コンチネンスケア協会 名誉会長 西村かおる先生
・19時00分~19時50分
「ちょっぴりホットな緩和ケア〜あなたの大切にしている尊厳は何ですか?」
かわべクリニック 看護師 川邉綾香先生

※クリックすると拡大表示されます。

【皮膚ケア緩和ケア講演会2(東大阪PJ)・マルホ主催】
お申し込み:https://88auto.biz/higashiosaka/touroku/entryform4.htm

お待たせしました!
5月に開催しました皮膚ケア緩和ケア講演会。
好評につき、第2弾を企画しました!

日時:令和3年12月18日(土)18:00~20:00
定員:オンライン 500名
対象:どなたさまでも(地域制限はありません)
話題提供:皮膚ケア・緩和ケア
・18時05分~19時00分
皮膚科医が伝えたい!ちょこっと残念な褥瘡ケア おかわり
札幌皮膚科クリニック 院長 安部正敏 先生
・19時00分~19時50分
訪問看護師が伝えたい!ちょこっとホットな緩和ケア more
かわべクリニック 看護師 川邉綾香

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