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「縁起でもない話をしよう会・第8回東大阪プロジェクト」を開催しました

東大阪プロジェクトのクレドは、

出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える
~穏やかなエンディングを~

東大阪プロジェクトが本格的に稼働し始め、間もなく3年が経過します。
月2回の研修会、しかも綾香さんと私が講師を務めることが多かった時代を経て、今では仲間も増え、色々な職種の方々に講演や情報提供を行っていただけるようになりました。
その結果、多くの方との出会いの場を提供することができています。

多くの方にご理解、共感いただくためには、私達からの働きかけが一方通行とならないような工夫、仕掛けが必要です。
「縁起でもない話をしよう会」はその一環の活動でもあります。

この会は、医療や福祉に関わる方々と地元の人々が参加する、鹿児島・妙行寺発の地域交流イベントです。
普段はあえて口には出さない「縁起でもない話」を語り合おう!みんなで!という趣旨で、これからの人生をいかに生ききるかを考える、きっかけ作りの一つです。

今回の講師は、日常生活で出会うことはほぼないと言っても過言ではない「小説家」をお迎えしました。
実は私の中学・高校の同級生であるというご縁を活かし、仁木英之先生に「小説家が死を物語にする時」をテーマに語っていただきました。
死についての歴史を紐解かれ、色々な宗教との比較をされるなど、豊富な知識を上手く、分かりやすくお話していただきました。
自分の死生観を見つめ直す、良いきっかけになったのではないでしょうか。

今回の参加者は医療職が多く、医師4名、看護師18名、薬剤師4名、介護支援専門員2名、司法書士2名、理学療法士2名、僧侶、その他を含めて総勢46名。
多くの方にご参加いただき、感謝です。

仁木先生のご承諾を得て、その様子を動画でご紹介させていただきます。

後半は、みんなでの語り合いです。
テーマは「人の死を題材としたエンターテーメントで一番のお気に入り?」

5名のグループに分かれて、20分間(2セット)自由に語っていただきました。
語った内容はその場だけで、もちろんのこと、外に出ることはありません。
同じグループの人のお話から「なるほど」と思ったり、「そうなんだ」と感心したり。
エピソードを他人に語ることで、自分の人生を振り返ることもできたのではないでしょうか。

会の終了後、参加者のみなさまから感想をいただきましたので、いくつかご紹介させていただきます。

・講演は非常に興味深く聞かせていただきました。宗教もストーリーで生や死を受け止めていくとの指摘、まさに宗教の社会化だなと思います。このような講演を聞く機会はないので、参加できて良かったです。

・仁木先生のお話で、いのちは、平等で死なない人はいないということがとても心に響き、たくさん考える時間となりました。

・仁木先生の講演はとても興味深く、でも難しくなくてわかりやすかったです。死生観について、宗教的なことや日本人の傾向など納得する部分が多かったです。自分の死生観についても考えることができました。みんなそれぞれ違う死生観を持っていても誰もが何か安心できる支えがあった方がいいことがわかり、それをいっしょに見つけるお手伝いができたらなと思いました。

・仁木先生の講演はとても興味深く、でも難しくなくてわかりやすかったです。死生観について、宗教的なことや日本人の傾向など納得する部分が多かったです。自分の死生観についても考えることができました。みんなそれぞれ違う死生観を持っていても誰もが何か安心できる支えがあった方がいいことがわかり、それをいっしょに見つけるお手伝いができたらなと思いました。

・作家でありチベット宗教にも造詣が深い先生のお話を伺えてよかったです。

・日本人の宗教観も興味があるところでしたので、学びになりました。

・普段接する機会のない方々と交流ができ、様々な立場の方の意見も聞くことができて有意義でした。

・今までに読んだいろんな本が思い出され、改めて読んでみたい気持ちに駆られています。

・所用で途中退席してしまったのが悔やまれます。

・死をテーマにしたエンターテイメント、あるはずなのに思い出せなかったです。

・熱意のある参加者から元気をもらえた。

・映画を通して死生観を知るという観点は大変興味深く、また書籍などいろいろ応用ができそうだなと感じましたら。自身の活動における参考にさせていただきたいと思います。

・立場が変われば受け止め方、感じ方が違うなと感じた。

・死生観を考え直す事ができた。

また、下記のような建設的なご意見もいただいています。
今後の運営の参考にさせていただきます。

・家で受けられることでメリットが多いですが、オンラインのグループでの話し合いがまだ慣れずに緊張してしまいます。

・ブレイクアウトルームに移る前に安心安全な場として個人情報に関する注意はあったが、人の発言を否定しないという注意がなかった。

今後、エンドオブライフ・ケアを含めた私たちの活動を仁木先生が物語にすることで、より広く世間に訴求していければと考えています。

また、かわべクリニックではいろいろな研修会を開催しています。
このテーマに関心を寄せる方は、ぜひご参加ください。

【縁起でもない話をしよう会・第9回東大阪プロジェクト(オンライン)】
日時:8/7(土)18:00~19:30
定員:30名程度
対象:どなたさまでも(地域制限はありません)
<前半>
話題提供:ケアマネージャーの仕事って!?
講師:介護支援専門員 尾垣徳弘 先生
<後半>
話題提供を受けての語り合いの時間。
5名程度のグループとなり、自由に縁起でもない話をしていただけます。
▼詳細については、以下記事をご参照ください。
◇Facebookはこちらです◇
▼お申し込みは下記からでも出来ます
https://88auto.biz/higashiosaka/touroku/entryform12.htm

【縁起でもない話をしよう会・第10回東大阪プロジェクト(オンライン)】
日時:10/9(土)18:00~19:30
定員:30名程度
対象:どなたさまでも(地域制限はありません)
話題提供:シニアライフプランナー 青木共子 氏
テーマは、『お金で選択肢を・閉ざされない人生を』
「家族のライフプランニングや人生会議をするうえで、切っても切り離せない、お金にまつわる問題。
人生で重要な選択を迫られた時、どんなお金がどれだけあれば安心なのか。多くの人が意外と知らない、生命保険でできること。
自身の母の介護経験も経て多くの方が抱える経済的問題に向き合ってきたライフプランナーと共に、考えてみませんか。」
後半は、話題提供を受けての語り合いの時間。
5名程度のグループとなり、自由に縁起でもない話をしていただけます。
▼詳細については、以下記事をご参照ください。
◇Facebookはこちらです◇
▼お申し込みは下記からでも出来ます
https://88auto.biz/higashiosaka/touroku/entryform1.htm

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