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「日本緩和医療学会学術大会」に参加しました

こんにちは!看護師の川邉綾香です。
先日、6月15日~17日に神戸国際会議場で開催された「日本緩和医療学会学術大会」に参加してまいりましたので、そのご報告をさせていただきたいと思います。

これは、先日に院長の川邉正和がご報告した「PEACE緩和ケア研修会」の記事でも触れた、日本緩和医療学会が主催する大会です。
今回の日本緩和医療学会学術大会について、くわしくはこちらをご覧ください。http://jspm2018.umin.jp/

この大会で、私たち布施緩和ケアネットワークの仲間である北野典子看護師(わかくさ老人訪問看護ステーション小阪サテライト)が、ポスター展示を行いました。


その内容について、北野看護師の許可をいただいて、こちらでご紹介しています。
「A地域での在宅緩和ネットワークと緩和ケア研修会の効果検証」
この「A地域」とは、私たちかわべクリニックのある、東大阪地域のことです。
ポスター前ではフリーセッションも行われ、熱意あるやりとりを交わすことができました!

また、今回の大会に参加して私が一番気になった演題は、倉敷成人病センターでの「病棟看護師と訪問看護師の顔の見える連携への取り組み」でした。

「最後まで楽しく生きる」を支える
~病棟看護師と訪問看護師の顔の見える連携への取り組み~

病院と地域の連携が重要であると言われていますが、実際のところ、病院スタッフは在宅療養中の患者さまの状況をほとんど把握できていません。
それは、かつて病棟看護師だった私が訪問看護師になり、改めて気付かされたことでもあります。

名ばかりの連携ではなく、病院スタッフに在宅療養の現状をよりリアルに感じてもらうためには、訪問看護師はどうすればよいのか……。

この発表では、連携の一つとして、病棟の看護師と訪問看護師が一緒にご自宅に訪問する取り組みが発表されていました。
かつて私が所属していた大阪赤十字病院でも同様の取り組みはありますが、残念ながら、今ひとつ成果につながっていないと感じています。

かわべクリニックでは、連携の一環として、『看取りの報告書』を作成しています。
病棟看護師にあてて、患者さまが最期の時間をどのように過ごされたか、在宅での様子を少しでも感じてもらえるように、具体的な様子をお伝えするレポートであり、お手紙です。
いずれこのブログでもその内容をご紹介できたらと考えておりますので、しばらくお待ちくださいね。

病院でも、在宅でも、最期まで患者さまに寄り添い、支える。
その思いに、違いはありません。
病院との連携をより強化するために、かわべクリニックでもさらに活動ができないか、改めて考えさせられました。

そして次回の大会では、かわべクリニックとして今後につながる発表を行いたい!という意欲が湧きました。
そのためには、日々、患者さまにとって一番良いことは何かを考え、地域と手をつないで、日々の仕事に取り組みたいと思います!

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