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第23回布施緩和ケア研修会・総会(オンライン)を開催しました。

昨年12月12日(土)に、オンラインにて「第23回布施緩和ケア研修会」を開催いたしました。

新型コロナウイルス流行に伴い、同研修会をオンライン化してから早や4回目の開催です。
布施医師会事務局や医療介護支援コーディネーターのご協力もあり、運営は非常にスムーズとなっています。
直接お目にかかれないのは残念ですが、遠方の方もご参加いただけるようになったことがせめてもの救いでしょうか。
Zoomビデオウェビナーの使用も慣れて、シンポジウムなどでも新しい取り組め、無事オンラインで開催することが出来ましたことに、感謝いたします。

以前からお伝えしておりますように、布施緩和ケア研修会は、医師や看護師などの医療職に加え、介護職など多職種に門戸を広げています。
また今回から東大阪プロジェクト代表福村雄一先生(司法書士)にも司会に加わっていただきました。
今回も100名を超える参加応募があり、最終的な受講者は、医師16名、看護師48名、ケアマネージャー4名、薬剤師9名、相談員3名の総勢126名でした。

第23回となる今回は、第一部に「早期からの緩和ケアについて」と題して、早期緩和ケア大津秀一クリニック 大津秀一院長に基調講演をいただきました。
簡単にスライドをご紹介させていただきます。


※クリックするとすべてのスライドがPDFでご覧いただけます。

早期緩和ケアが行われた症例は、中央値で3ヶ月の差をもって長生き出来るというデータを示し、緩和ケアの大切さを提示。
また緩和することはあくまで手段であり、目的はQOLを改善することにあるということを強く説明されていました。

第二部は「Aさんとの出会いから穏やかな旅立ちまでの477日間~」と題して、訪問看護ステーションリール管理者北村愛美さん、特別出演で葛西医院 小林正宜院長より事例紹介をいただきました。
こちらも簡単にスライドをご紹介させていただきます。


※クリックするとすべてのスライドがPDFでご覧いただけます。

主人公・主語が患者さまであるという視点を忘れず、全ての職種が得意分野を活かし、連携された一例でした。
この一例がうまくいって良かったねと済ますのではなく、私たちが医療・介護を提供するにあたり、これからどのように対応すべきなのか。
つまり主人公が患者・ご家族さまであることの大切さを教訓として示されたのではないでしょうか。

最後に演者である大津先生、小林先生、北村さんに加え、福村雄一先生、川邉綾香、川邉正和で「早期緩和ケア」をテーマにミニシンポジウムを開催しました。

私たち在宅訪問診療・看護を行なっているスタッフは、抗がん剤治療を行っている病院主治医の悩みを少しでも軽減したい、支えになりたいという話が強く印象に残りました。

研修会終了後、参加者のみなさまから多数のアンケート結果を頂戴しました。
いつもに増して主催者の想いがしっかりと伝わっていることが分かり、涙が出るほど嬉しく思います。
そのうちのいくつかを、こちらでもご紹介させていただきます。

病院と在宅の壁を超え、1人の患者さんを地域みんなで支える事の素晴らしさを改めて実感しました。
早期緩和ケア、病院で診断治療しながら、かかりつけ医を作り、在宅と病院の医師が連携さして治療ができると、患者にとってこころ強いし、その人らしい人生を送る事ができる。でも病院の医師たちを変えるのは難しいです。
よかった事例を実感した医師は、在宅へ繋いでくれるようになってきました。お互いの情報提供のやりとりで密に連携したり、亡くなったときに、どうだったかなど様子を報告し合う事が大切だとおもいました。
化学療法中から一緒に見て行けたら、いいなと思いました。ありがとうございました。

緩和ケアに対する認識について勘違いしていた部分について理解することができ大変勉強になりました。
また、普段は立場上言わない方が良いと判断したことや、言っても良いか判断に迷うことなど、深く掘り下げた内容についてもお話があり、自分だけじゃなく、時に迷われることがあり、試行錯誤を繰り返し、患者さんやその家族に対してよりよいものを考えていくことが大事なんだと感じました。

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早期からの緩和ケアは、なかなか意識して行われていない気がします。
緩和ケアは終末期だけのものではないという、まず私たち医療者の意識を変え、患者さんに理解して頂けるようにすることが必要だと講義を聴きながら思いました。
まだまだ緩和ケアは、”治療法がなくなった人が対象”的なイメージの人が多いと思います。
事例も良かったです。
関わる人たちにとっては、ほんと大変なケースだったと思いますが、多職種がうまく連携し、とても暖かい素晴らしいチームだと思いました。

緩和ケア治療とは何か、緩和ケアのハードルを下げられるきっかけとなるような基調講演であったように思います。
事例紹介では、誰もが一度は経験したような、いわゆる「難症例」をどのようにケアするのか、そのヒントとなるような事例であったと思います。
コロナウイルス対策で他職種でのカンファレンスが難しく、訪問看護に孤独を感じていました。
真面目な医療者とオンラインで関わりを持て、励みになりました。

医療者が限界を決めてはいけないことや患者さんのことを一生懸命考えているからこそ悩むんだということを改めて理解でき、またみなさん同じようなことで悩まれているんだなと勇気づけられました。
特に大津先生のご講演の中で、緩和ケアは症状を和らげることのように理解されがちだが、それはあくまで手段であり、QOL を改善し患者さんが望むような時間を過ごしてもらうかが本髄であるとおっしゃっていたのがとても印象に残りました。

がん専門病院勤務しております。
緩和ケアを早期から介入するように働きかけていますが、家族を含めたケアが十分できていないと感じておりました。
先生のお話を聴講させていただき、必要性を再認識できました。
また、基幹病院にのみ受信されている患者さんを地域につなげていくことの難しさも日々感じていましたので、今回の事例発表を聴講させていただき、より地域との連携をとることが、患者さんらしい生活を維持できると思いました。

支援する側の固定観念で考えがちですが、その方のより良い生活、希望に沿うために、各専門職が多角的にアプローチして、本人や支援者の悩みを話し合う顔の見える関係、連携(共同作業)が大事だと再認識しました。

臨場感をもって展開される専門的な議論が、頭と胸に刻まれました。

会が始まる前から、会場が温まったような雰囲気があり、本番に入り込み易かったです。とても緊張したのですが見てる側は映らないという事でホッとしました。集中して聴くことができたのでよかったです。

また、下記のような建設的なご意見もいただけました。

最初、音声が途切れていて聞き取りにくい部分がありました。

時々フリーズするのが残念ですが、自宅で聴講できるのはメリットが大きいです。

登壇者が壇上だととても遠いのですが、近くて拝見できて良かったです。
ただ、交流できる時間が好きなので、その点だけ残念です。

開始時間が18時だったので、家事をしながら参加させて頂いた事と音声が聞こえない事が少し残念でした。

 

東大阪プロジェクト
出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える
~穏やかなエンディングをみんなで~

今後も研修会を定期的に行ってまいります。
ぜひ、ご参加ください。

【第24回布施緩和ケア研修会(オンライン)】
日時:3/24(土)18:00~20:00
定員:200名程度
対象:どなたさまでも(地域制限はありません)
タイトル:緩和ケア×そのひとらしさ×存在
今回は「精神疾患」を取り上げ、講演会を行います。
大阪国際がんセンター 和田信 先生、『精神疾患をもつ人を、病院でない所で支援するときにまず読む本』(医学書院)などの著書で知られる 小瀬古伸幸 先生にご講演をいただき、同テーマでミニシンポジウムを行ないます。
▼詳細については、以下記事をご参照ください。
https://www.facebook.com/events/238409444341109
▼お申し込みは下記からでも出来ます
https://17auto.biz/fuseishikai/registp.php?pid=2

◆くわしくは、ここをクリックしてチラシでご確認ください◆