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かわべクリニック ブログ

「第9回 日常診療経験交流会分科会」で発表しました

今年の4月中旬に大阪府保健医協会の事務局より、交流会での発表をご依頼いただきました。

前回、発表した「出会い、動き、そして未来を変える〜穏やかなエンディングを〜」の「その後が聞きたい」とのリクエストをいただき大変光栄に思いました。

前回・第8回(2021年)に続いて、発表の機会をいただいたこととなります。(参考までに前回の資料も以下からご覧いただけるようにしてあります)

※2021年、前回交流会の発表時のPDF資料

「まちづくり」に向けた想いをテーマに発表

前回からの2年間で東大阪プロジェクトも大きく進化し、「おだやか法人いばしょ」を設立したこともあり、快くお引き受けしました。

交流会分科会の大きなテーマが「日常診療における工夫と実践(在宅)」であることから、私たちの演題は「在宅医療はまちづくり〜幸せになるまちを多職種でつくる〜」としました。

日頃からこのブログをご覧いただいている方には何度もお伝えしている内容ですが、まず発表した概要を簡単にご説明させてください。

<発表の概要>
  • ・クリニックについて

かわべクリニックは、2015年9月に在宅支援診療所として開院し、患者それぞれの状態に合った個別性のある緩和ケアを在宅で提供してきました。

「最期は自宅に帰りたい」という願いを叶えることを目指しています。

がんと向き合う患者の「最期は自宅で」という思いをサポートし、病院と同様の療養生活を送ることを信条として、医療ケアを提供しています。

  • ・東大阪プロジェクトについて

日々の診療とは別に「東大阪プロジェクト」と名付け「出会うことで人が動き出し、共に未来を変える~穏やかなエンディングみんなで~」という世界観に共感している仲間と共に活動しています。

この活動を通じて、地域で主体となる看護師を中心としたフラットな在宅緩和ケアチームを形成し、患者を中心に医療と介護の両面を統合的にサポートすることを目指しています。

さらに医療・介護職だけでなく、多様な職種がチームに関わることで、より包括的なシステムの構築を実現することが目標です。

  • ・具体的な活動

2023年からは、「人とまちと医療の心地よい関係」を築くことを目標に掲げています。私たちは、わざわざ出向かなくても自然に関わり合える環境を作り出し、お互いの「強み」を活かすことで、気軽に相談できる場所である『誰もが主役の街』を実現したいと考えています。

そのために、以下の活動を行っています。1) エンドオブライフ・ケア研修、2) アドバンス・ケア・プランニング、3) いのちの授業、4)多職種連携の輪を広げるための「まちカフェ」主催。さらに「まちの保健室」(共催:大阪府看護協会)や「がん遺族サロン」などの始動も予定しています。

私たちは、これからも人が集う場所や機会を作り、共通の目的に繋がる問いを立て、そこで出会った人同士が共感のもとに動き出し、解決に向かうことを目指し、日々活動を継続しています。

当日の講演の様子を動画でご覧いただけます。また、講演資料をPDFでご覧いただけますので、こちらもご覧いただけると幸いです。

↑画像をクリックすると講演資料(PDFファイル)が表示されます。

活動の広がりを実感する機会となりました

この記事を書いているのは10月です。交流会に向けて抄録を書いたのは約5ヶ月前で、発表したのももう3ヶ月前のことです。

続けて同じ交流会で発表させていただいたことで、改めて2年間を振り返る機会となりました。

驚くことに、気軽に相談できる場所である『誰もが主役の街』を実現するためのに行っていた活動の軸は、4つから6つへと増えました。

コロナがようやく明けたことで、4) まちカフェに加えて、5) まちの保健室、6) がん遺族サロンも展開し始めています。

わずか5人で始めた東大阪プロジェクトですが、今では50名を超える仲間へと増えました。
「出会うことで人が動き出し、共に未来を変える~穏やかなエンディングみんなで~」という世界観に共感してもらえたことが大きな要因だと思います。

この時点でも、巡り合わせや出会いに感謝でしかありません。

地域包括ケアシステムという言葉が要らなくなるその日まで

地域包括ケアシステムという言葉が行政によって使われ始めたのは2003年。今年で20年の節目ということになります。

私たち東大阪プロジェクトでは、この「地域包括ケアシステム」という用語そのものをなくしたいと考えています。

それは「地域包括ケアシステムの実現を目指す」状態そのものが、本来あるべきものが欠けている様子を表しているからです。

もう現代の日本では「水道や電気の普及を目指す」とはだれも言いません。それらを日々支えてくれている方々への尊敬や感謝の気持ちはありますが、もはや「あって当たり前」の存在だからです。
でも「地域で支える」は、実現できていない。いや、「目指している」だけではなかなか実現しない。

だからこそ、私たちは「そんな当たり前が実現できている姿を究極のゴールと描き、そこから逆算して行動を続けていきます。

そして、こうした多職種の輪を全国各地に広げていきます。

【今週の東大阪プロジェクト】

東大阪プロジェクトの活動の一部をご紹介させていただきます

>ぜひご参加ください<<

【お知らせ・第32回日本がんチーム医療研究会シンポジウム】

研究会のご案内です。

シンポジウム(1)
「がん医療ネットワークナビゲーターによる患者支援の可能性と将来像」
~地域のチーム力向上のために~

日時:令和5年10月14日(土)15:00~16:20
場所:大阪私学会館 第1会場 大阪市都島区網島町6-20

対象:どなたさまでも(職種は問いません)
事前の申し込み:不要(直接会場へお越しください)
会費:2000円

日本がんチーム医療研究会のホームページはこちら

クリックするとPDFが表示されます

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