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皮膚ケア緩和ケア講演会2(オンライン)を開催しました。

令和3年12月18日(土)にオンラインにて、「皮膚ケア緩和ケア講演会2」を開催しました。
マルホ(株)さまのご協力のもと、看護師をはじめ医療介護職を中心に多くの皆さまにお声がけいただき、受講者は、医師17名、看護師135名、薬剤師20名、理学療法士1名、作業療法士1名、管理栄養士3名、介護支援専門員4名、介護士7名、大学生3名の総勢235名でした。

「皮膚ケア緩和ケア講演会1」に続き多くの方にお申し込み、ご参加いただけているのも主催いただきましたマルホ(株)様、アルフレッサ(株)様、及び東大阪プロジェクト事務局の皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます。



以前からお伝えしておりますように、東大阪プロジェクトにおける講演会・研修会は、医師や看護師などの医療職に加え、介護職など多職種に門戸を広げています。
今回も、東大阪プロジェクト代表で司法書士の福村雄一先生に司会を担当していただきました。

【講演1:皮膚ケア】
皮膚ケアでは「皮膚科医が伝えたい!ちょこっと残念な褥瘡ケア おかわり」と題し、安部正敏先生に講演をいただきました。

私の学びを共有させていただくと…重要なことなので、第1回と同じ部分を共有します!

残念な褥瘡ケア(1) 褥瘡アセスメントに発赤を使うのは残念。
皮疹を紐解く4つのコツ(紅斑、紫斑、白斑、色素斑)。
硝子圧法により色調が消えるかどうかで診断。

残念な褥瘡ケア(2) 在宅褥瘡で消毒を絶対禁止するのは残念。
抗菌薬と抗生剤の違い。
創傷・熱傷ガイドラインから「感染に移行しつつある状態や感染が成立した状態では、多少の組織障害が生じるとしても消毒を行い感染を抑えることが必要である」を引用し、絶対禁止することの残念さ。

残念な褥瘡ケア(3) スキンテア予防に保湿剤を工夫しないのは残念。
保湿薬でもフォームと泡状スプレーの違いがあり、工夫することの大切さ。

残念な褥瘡ケア(4)褥瘡治療にクリームを理解しないのは残念。
アセスメントに応じた局所治療薬を選択する重要性。
剤形(クリーム、油脂性軟膏、水溶性軟膏、スプレー)を使い分けるポイント。

参加者のみなさまからいただいた、ご感想の一部をご紹介します。

・訪問看護をしております。スキントラブルがある方も多く今日の講演はすごく勉強なりました。ありがとうございました。・褥瘡についての知識、医療は日進月歩。常に新しい医療についてそれぞれの専門医より学び、指示のもと行うことの大切さを改めて学びました。

・フォーム、ローション、クリームの説明がとてもわかりやすかったです。塗布する方向も初めて知りました。

・創傷や褥瘡、紅斑、紫斑、白斑のアセスメントや処置方法、保湿剤のチョイスなど役立つ内容ばかりの講義でした。

【講演2:緩和ケア】
緩和ケアでは、「訪問看護師が伝えたい!ちょこっとホットな緩和ケア more」と題して、かわべクリニック看護師 川邉綾香が講演を行いました。

<しげるさん、65歳男性、膵頭部がん・肝転移>

是非、配布資料をご用意いただき、動画(ノーカット)でご覧ください。


当日配布した資料です。画像をクリックするとPDFでご覧いただけます。

こちらも、参加者のみなさまからいただいたご感想の一部をご紹介します。

・綾香先生からの事例はとても心に響きました。相手の言動や様子からのアセスメントすばらしいです。看護者が決め細かなほんとうに繊細な受け止めができるからこその対応をされていると感じました。私も、一人一人のケースを大切に意識しようと改めて思い、ました。患者さんやご家族の残された時間が豊かなものになるように自分の関わりの振り返りからします。・綾香先生のお話しは、臨場感たっぷりで、現場から離れている私でも、その場に入り込んでしまったような感じで、涙が出てきました。経験だけでも足りない、知識だけでも足りないところを、オンラインの研修で上手く合体させた研修会だなと感じました。

・綾香先生のお話しをお聴きし、今回も涙があふれました。患者さま・ご家族さまにとって、1分1秒が貴重な時間です。初回訪問時のアセスメント、すぐにできる対応する。この人なら弱音を吐ける(何でも話せる)関係を作る事の大切さを痛感しました。

・写真や症例があると話に引き込まれて時間が経つのが早く感じた。又、患者さんの実際の経緯や話の内容など聴きながら、患者像を想像していました。

・緩和ケアについては、ストーリーで患者像がみえ とても素敵で自分を見つめ直す時間となりました。入院中はじっくり時間がとれない中で、関係性を作るのは難しいと感じていましたが、それを理由に一歩踏み出していなかったのかもしれません。病院と在宅を繋げる関わりを意識していきたいと思います。

また運営についてもご感想をいただきました。

・新潟在住なので、オンライン研修会は助かります。動画も綺麗に写っていて見やすかったです。・自宅でのネット環境により、音声が途中で聞こえなくなったりすることがあり、オンデマンドでの発信なども検討いただければと思います。

・日本全国から気軽に参加できるだけでなく、オンラインですが、ライブに近い感覚を提供してくれる研修会になりつつあると感じました。

また、下記のような建設的なご意見もいただけました。

・実践に役立つが、訪問ではヒルロイドや物が無い中で、何を代用すべきかも知りたかった。・より具体的な皮膚緩和ケアについて伺いたかったと感じました。

・気軽さがあるが、少し集中出来なかった。

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出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える
~穏やかなエンディングをみんなで~

今後も研修会を定期的に行ってまいります。
ぜひ、ご参加ください。

【今週の東大阪プロジェクト】
東大阪プロジェクトの活動の一部をご紹介させていただきます

>>今週ご紹介する動画<<
【報告が苦手 ポイントが知りたい! 事例紹介・解説】
みなさんも先輩に報告をしたら、「それ 報告 ?!」って言われた経験ありませんか?今回は看護師が行う「報告」について、例を挙げて考えていきたいと思います。
是非、ご覧ください!

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